| 耳掃除をするための道具
 
  
 写真左:  イヤーパウダー
 (耳の毛を抜くときに使用します。)
 中:  カンシ
 (耳の毛を抜くときや、耳の中を拭くときに使います。)
 上:  コットン
 (カンシに巻きつけて耳の毛を拭くときに使います。)
 右:  イヤーローション
 (汚れを拭き取る場合に使用します。)
 
 
 
 犬の耳について
 
  長毛種(シーズーやマルチーズなど)の犬は、耳の中の毛を抜かなければいけません。耳の中の毛を抜かないと、蒸れやすくなり、耳の病気になる可能性があります。
 
 キャバリアやアメリカン・コッカーなどは耳の中にへばりついて生えている毛!?は抜かないほうが良いと思います。抜くことで炎症や悪化してしまう可能性があります。
 
 短毛種&その他(M・ロング・ダックスなど)は、耳の中に毛が生えていないので、抜くことはできませんので・・・。
 
 犬の耳はとても敏感ですので、耳掃除は細心の注意が必要です。
 
 
 耳掃除のやり方
 
  長毛犬種の耳の中にパウダーをかけて、人差し指と親指で抜きます。
 (イヤー・パウダーは滑り止めの役割があります。)
 その時、少しずつ毛を抜くことです。
 たくさんの毛を一気に抜くと、犬が痛がります。毛穴から血が出る場合があります。(特に耳の悪い犬の場合。)
 
 指で抜けないところは、カンシで抜きます。
 その時、犬が動かないようにしっかり保定(ほてい)することがとても重要です。爪切りの場合と同様です。
 
 犬によっては、始めからカンシを使って、抜いたほうが嫌がらない場合もあります。
 
 
 耳の毛を抜き終えたら、カンシにコットンを巻きつけて、ローションをつけて
 やさしく汚れをふき取ります。
 耳の奥はたいへん粘膜が薄いので、耳の外側から軽く押して、汚れを吸い付かせるようにふき取ります。(ポイント!)
 (耳の中にカンシを入れて、何回転も回してはよくありません・・・。)
 
 ご家庭でする場合は、コットンで耳の中を軽く拭く程度にしてください。
 決して汚れているからといって、ゴシゴシ拭かないでくださいね。(注意!)
 
 耳掃除における注意事項
 
  
 犬が動かないようにしっかり保定(ほてい)することがとても重要です。爪切りの場合と同様です。
 
 ご家庭で耳掃除を場合、カンシを使用することは危険なので、あまりおすすめはしません。
 
 決して耳の奥にカンシを入れて何回転もまわして、ふき取らないでください。(トリマー必見!?)
 耳が悪い犬ですと、耳の中に黒や茶色のカスが奥の方に入ってしまい、余計に、悪化させてしまいます。耳の中に黒や茶色のカスがたくさんあるようでしたら、獣医さんに診てもらいましょう。
 耳掃除を頻繁にしてあげても、治りませんから。動物病院での治療が必要です。
 
 
 ※使用したカンシは、消毒液に浸し、歯ブラシ等でカンシの先の溝の汚れをとり、殺菌線消毒器に入れて、殺菌消毒します。
 ほかの犬への二次感染を防ぐためには徹底する必要があります。
 (当店は特に耳について、気をつけています。いぬ吉物申す!に掲載しております。)
 
 以上が犬の耳掃除の作業でした。
 
 この作業に5〜15分かかります。
 いぬ吉にも耳の悪い犬が多いです・・・。動物病院で治療してあげてください・・・。
 トリミングのお店では、治療はできませんので。
 長毛種の犬は定期的に耳掃除する必要があります。
 
 
 
 
 
 
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  耳掃除をするための道具
 
 
  こんなに耳の中には毛が
 生えています。(ヨーキー)
 
 
  指で抜きます。
 
 
  カンシを使って抜きます。@
 
 
 
  カンシを使って抜きます。A
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