トリミングとは? 
『トリミング』はシャンプーしてカットするだけではありません! 
こんなことをやっているんです。 
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●爪切り 
                     ↑詳しくは | 
  
床を歩いてカチカチ音がしたら切り時です。定期的に切りましょう。 
爪が伸びすぎると、血管も伸びてしまうため、あまり切れなくなってしまいます。 
そうならないためにも、仔犬の時はトリマーにお願いしましょう。はじめが肝心です。 
仔犬の時にしっかり切っておかないと、成犬になってから短く切ろうとしても遅いのです・・・。 
 
仔犬のとき、飼い主さんが爪切りをしてあげたくなりますが、嫌な思いをさせてしまうと、 
成犬になって爪切りを嫌がるケースがあります。嫌がらないようになるには時間がかかります。 
 
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●耳掃除 
                     ↑詳しくは | 
  
耳の中に毛がはえる犬は耳毛を抜いて、コットンや綿棒で、やさしく拭き取ります。 
耳の中は敏感なので、しっかりワンちゃんをおさえてやりましょう。 
シャンプーのあとも水気を拭き取りましょう。 
 
いぬ吉に来ている犬のなかにも耳の悪い子がいます。 
このような場合、トリマーは治療は出来ませんので、獣医さんに一度診ていただくこと 
をおすすめします。 
 
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●肛門腺 
                      ↑詳しくは  | 
  
定期的にしぼりましょう。(特に小型犬)  
たまりすぎると床に、こすりつけたり、痒がったり、お尻 まわりの臭いがきつくなります。 
仔犬の時から慣らしましょう。はじめは痛がるかもしれません。 
肛門腺をしぼることはとても必要なことです。 
 
しぼり方にはコツがありますので、力を入れすぎないように、キューーッとしぼります。 
説明不足・・・。 
 
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| ●足裏・足廻り | 
  
足うらの毛が伸びすぎると、床(特にフローリング)ですべり歩きづらくなります。 
 
場合によっては足の形が変形したり、足や腰を痛めたりしますので注意してください。
 
爪の伸びすぎも同様なことが言えます。 
 
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| ●皮膚 | 
  
ドライヤーの強い風で、皮膚全体をチェックします。 
被毛の根元までしっかり乾かすことが重要です。 
家庭で根元までしっかり乾かすことはとても難しいことだと思います・・・。 
(冬は体が冷えてしまいます...。) 
 
ご家庭で乾かす際、タオルでしっかりふいてドライヤーで乾かしてください。 
そのときドライヤーの熱には十分注意してください。 
人間用は、かなり熱いので遠くからあててください。 
自然乾燥はやめましょう。 
 
いぬ吉に来ている犬にも、手足の裏や指の間が赤くなっているi犬が多いです。 
すべての犬たちではありませんが、大抵お散歩のあと手足を洗ったり、 
ふいたりしています。 
それ自体は良いのですが、特に手足を洗ってあげた場合はしっかり乾かして 
あげることが重要です! 
お散歩のたびに洗わないことが一番の改善かもしれません。 
 
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| ●毛玉・もつれ | 
  
毛玉やもつれの状態でいると、フェルト状になり、その下の皮膚がむれて、 
皮膚病の原因に成りかねません。 
ワンちゃん&ネコちゃんも動きづらいですよ。 
そうならないためにも、家庭で定期的にブラッシングをしましょう。 
 
毛質にもよりますが、シャンプー前に、抜け毛や、もつれがある状態で 
ゴシゴシ洗うと、毛が締まってしまい、もつれや毛玉になってしまいます。 
あまりにひどい、もつれや毛玉の場合、いぬ吉ではバリカンで刈らせて 
いただいております。(どのお店でもそうだと思いますが・・・。) 
 
時間をかければ取れなくはないひどい毛玉もありますが、犬にとっては、 
負担もかかりますし、少なからず痛いです。 
ブラッシング自体が嫌いになる可能性もありますし....。 
 
なかには、“坊主(ツルツル)じゃー寒そう!”という方もいらっしゃいますが、 
犬たちいわく『快適だ!(快適だわ!)、やっと身動きができる!』って 
思っていますよ。 
                  見栄えよりも、もっと犬のことを考えてみてください。・・・いぬ吉の願い 
 
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| ●ブラッシング | 
  
家庭で定期的にブラッシングをしましょう。 
(前述とかぶりますが)ブラッシングはただ単にもつれや抜け毛を防ぐだけでなく、 
皮膚に刺激を与え、血行(新陳代謝)をよくする効果も あります。 
 
いぬ吉にも、皮膚の悪い犬が来店します。 
確かに見ただけで皮膚病かストレスかアレルギーとわかる犬もいますが、 
(獣医さんでなくトリマーですが)なかには、ほとんど毎日ブラッシングをしてあげている 
おかげで(せいで)、皮膚を傷つけいる方がいることに気づきました。 
 
ご家庭で定期的にブラッシングをすることは、とてもすばらしいことだと思います! 
 
ですがつい、もつれや抜け毛があると知らず知らずのうちに力が入ってしまい 
皮膚を傷つけてしまっているようです。 
そのあたりを注意すれば、もしかしたら少しは皮膚が良くなるかもしれませんよ。 
 
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※ワンちゃん&ネコちゃんをトリミングしていて何か気がついた場合、 
           お客様に健康管理の報告をするのもトリマーのお仕事なのです。 |